DOWAセミコンダクター秋田株式会社様

顧客監査への迅速な対応を実現。ネットワーク機器の脆弱性を「yamory」で可視化し、継続的な管理体制を構築

DOWAセミコンダクター秋田株式会社は、高純度金属材料や化合物半導体基板、光デバイスなどの半導体材料を製造する企業です。同社では、顧客による情報セキュリティ監査(以下、監査)を契機に、ネットワーク機器を含むIT資産の脆弱性管理を強化するため「yamory」を導入しました。

監査対応においても、専門のセキュリティ担当者が限られる中、具体的な管理方法の提示ができたことで、監査における要請事項への対応を進めることができました。本記事では、ITインフラ管理を主導する担当者に、「yamory」導入によって監査対応に向けた体制整備のプロセスと、社内のセキュリティ体制における前向きな変化について伺いました。

課題

  • ネットワーク機器の脆弱性管理において、手作業やAIを活用した情報収集では正確な抽出が難しく、対応の抜け漏れが生じる懸念があった。
  • 情報収集の精度が担当者のスキルに依存しており、属人的な管理体制となっていた。
  • 顧客からのセキュリティ監査に対し、客観的な根拠を持って管理状況を報告できる体制の構築が急務だった。
導入の決め手
  • 脆弱性情報を一元的に把握できる、見やすいダッシュボード。
  • 導入初期の丁寧なオンボーディングをはじめとする、迅速で手厚いサポート体制。
  • 専門知識が限られる部門でも、日本語で整理された脆弱性情報や対応手順を基にスムーズに運用できる点。

導入後の効果

  • 監査期限までに脆弱性管理の体制を整備し、顧客からの要請事項への対応を進めることができた。

  • 潜在していたネットワーク機器の脆弱性を可視化し、外部ベンダーと連携した確実な対策への移行が可能になった。

  • 情報収集にかかる工数を削減でき、チーム全体でリスク状況を共有する持続可能な運用が定着した。

まず、貴社の事業内容と、担当者各位の役割についてお聞かせください。

当社はDOWAグループの一員として、高純度金属材料、化合物半導体基板、光デバイスなどを製造しています。担当者は間接部門に所属し、システム関連業務の経験を生かして、顧客監査への対応と社内の管理体制整備を行いました。
 

―― 事業を進める上で、情報セキュリティはどのような位置づけでしょうか。

グローバルに事業を展開する当社にとって、情報セキュリティは重要な経営課題です。近年は、ウイルス対策だけでなく、ネットワーク機器を含むIT資産の把握や脆弱性対応まで問われます。取引先の信頼に応えるため、継続的に説明できる管理体制が必要です。
 

―― そうした課題に対して、「yamory」を知ったきっかけを教えてください。

既存の取引先へ相談しましたが、人を中心とした対応になることが分かりました。そこで本社のシステム部門に相談し、ネットワーク機器の脆弱性管理に活用できる「yamory」の紹介を受けました。
 

―― 最終的に「yamory」の導入を決めた理由は何だったのでしょうか。

一番の決め手は、見やすいダッシュボードと操作の分かりやすさです。セキュリティの専門家ではない私たちでも運用を始められると感じました。
 

ダッシュボードのサンプルイメージ


もう一つはサポートです。丁寧なオンボーディングで疑問点を迅速に解消でき、監査期限に向けてスムーズに運用体制を立ち上げられました。機能とサポートの両面を評価し、導入を決めました。

―― 導入後、まずどのようなことが明らかになりましたか。

対象機器を登録したことで、自力では把握しきれなかったネットワーク機器の脆弱性を可視化できました。

オートトリアージ機能により、深刻度や悪用可能性をもとに対応優先度を自動判定できるため、優先すべき脆弱性を絞り込めます。その結果、外部ベンダーへの更新依頼や不要機器の整理など、具体的な改善につなげられています。
 

auto-triage

オートトリアージ機能

―― 顧客監査への対応には、どのような効果がありましたか。

監査期限までに必要な管理体制を構築し、「yamory」のダッシュボードを用いて顧客へ説明しました。客観的なデータに基づく一元管理の仕組みを示せたことで理解を得て、要請事項に対応できました。
 

―― 現在は「yamory」をどのように活用していますか。

通知を受けたらダッシュボードを確認し、必要な対応を進めています。今後は担当メンバー間で判断基準を共有し、新たな脆弱性にも速やかに対応できる手順を整える予定です。

運用の詳細は今後さらに調整しますが、「yamory」を共通の情報基盤として、必要に応じて関係者や外部ベンダーとも連携しやすい形を目指しています。
 

―― 導入によって、管理の考え方にはどのような変化がありましたか。

以前は担当者が個別に情報を調べていましたが、導入後は対象機器と脆弱性情報を一元的に確認し、通知を起点に継続して状況を見る仕組みが整いました。

また、脆弱性情報や対応方法が日本語で記載されているため、専門知識が限られるメンバーでも内容を理解しやすく、対応の検討を進めやすいと感じています。情報収集や対応判断の負担が軽減され、属人的な管理から、チームで共有できる管理へ移行する土台ができたと考えています。
 

日本語での表記

―― 今後、「yamory」をどのように活用していきたいとお考えですか。

まずは把握した脆弱性への対応と継続運用の手順を確立します。今後、機器のサポート終了時期も一元管理し、EOLまでの期間を通知で把握できれば、計画的な機器更新とリスク低減に活用できると期待しています。

また、顧客監査で情報セキュリティへの要求が高まる中、同様の課題は他のグループ会社でも生じる可能性があります。当社での運用を定着させ、その成果をグループ内にも共有していきたいと考えています。
 

―― 数あるツールの中で、「yamory」に決めた理由は何だったのでしょうか?

当社にはネットワークセキュリティの専任者はいませんが、「yamory」によって必要な情報を継続的に確認し、対応へつなげられるようになりました。IT資産の把握や限られた体制での監査対応に課題を持つ企業にとって、情報の一元管理と導入後のサポートは大きな助けになると思います。
 

―― 本日は貴重なお話をありがとうございました。

社名

DOWAセミコンダクター秋田株式会社

業種

製造・メーカー

従業員数

101〜500名

課題・目的

  • 脱属人化
  • 組織全体の管理
  • 利用システムの可視化

会社概要

高純度金属材料や化合物半導体基板、光デバイスなどの半導体材料を製造する半導体材料メーカー

企業HP

https://www.dowa-electronics.co.jp/about/group.html