2024/6/25
脆弱性対応の優先度を自動判別し、脆弱性管理や対応にかかる作業工数を大幅に削減することができる「オートトリアージ機能」の技術について、米国特許を取得したことをお知らせいたします。
本技術の特許性が認められたのは、日本(特許第6678798号、特許第7008922号)に続き、二か国目です。
【米国特許】
発明の名称:PROCESSING DEVICE AND PROCESSING METHOD
特許番号:US12,013,948
昨今サイバー攻撃が増加するなか、企業にはオープンソースの管理や脆弱性対策の強化が求められていますが、オープンソースの管理や脆弱性情報の収集、対応などを手動で行うことは、運用負荷が高く、セキュリティ人材の不足と相まって、多くの企業にとって大きな負担となっています。
取得した技術は、yamoryに搭載された「オートトリアージ機能」に活用されているものです。この機能は、無数にあるオープンソースの脆弱性情報の中から、脆弱性自体の深刻度に、脆弱性が存在するシステムの使用状況と攻撃コード(PoC)の有無を加味し優先順位づけを行うもので、これにより、ユーザーの組織やチームにとって対応優先度の高い脆弱性を自動で判別します。
オートトリアージ機能により判別された脆弱性情報は、画面上で可視化されるため、ユーザーは対応の優先度が高い脆弱性を一目で把握し、脆弱性の管理や対応にかかる作業工数を大幅に削減できます。
オートトリアージ機能概要
トリアージされた脆弱性情報を一元化したダッシュボード(イメージ)
多くのサイバーセキュリティ企業が存在する米国においても、yamory独自の「オートトリアージ機能」を特許で保護し、独自性を守ります。また、米国でも特許として認められたことは、技術力・信頼度の証であり、お客様により安心してyamoryをご利用いただくことができると考えています。
今後も、yamory独自の機能開発および知財戦略に沿った特許取得を進め、安心してテクノロジーを活用できる世界を目指し、サービス向上に努めてまいります。
関連記事:
オートトリアージ機能が特許取得