yamory の使い方

yamory へようこそ! yamory の基礎知識と使い方をご紹介します。

WinRM 接続で Windows ホストをスキャンする

yamory では Windows ホストの リモートスキャン機能をご提供しています。

前提条件を確認する

yamory では踏み台サーバーに CLI ツールをインストールし、CLI ツールから各ホストに WinRM を利用してスキャンを行います。 スキャンする前に、以下をご確認ください。

  • 踏み台ホストの OS が Linux、または Windows であること
  • スキャン対象のホストに WinRM 接続できること
  • スキャン対象のホストの NTLM 認証が有効になっていること
  • スキャン対象のホストで Windows Update サービス (wuauserv) が実行されていること
  • WinRM 接続時に使用するユーザーに管理者権限があること

WinRMの設定については、 こちらを参照ください。

1.スキャンのトークンを発行する

サイドバーから「チーム設定」>「チーム情報設定」を開き、スキャンに必要なトークンを発行します。

<チームトークン発行画面のキャプチャ>

2.yamory-cli を取得する

yamory-cli を踏み台サーバーにインストールします。

Windows 10 Ver.1803(RS3)以降、Windows Server 2016 Ver.1803 以降の場合

curl.exe -o yamory.exe https://cli.yamory.io/yamory-cli-windows/yamory-windows-amd64.exe

PowerShell 3.0(Windows 8、Windows Server 2012 以降で標準搭載)以降の場合

Invoke-WebRequest -OutFile yamory.exe "https://cli.yamory.io/yamory-cli-windows/yamory-windows-amd64.exe"

Linux の場合

ここでは wget を使っていますが、他のコマンドに読み替えても構いません。

wget -O yamory https://cli.yamory.io/yamory-cli-linux/yamory-linux-amd64 && chmod 700 yamory
wget -O yamory https://cli.yamory.io/yamory-cli-linux/yamory-linux-arm64 && chmod 700 yamory

3.設定ファイルを作成する

yamory-cli をインストールしたローカルホストに、スキャンするホストの設定ファイルを作成します。
設定ファイルは yaml 形式で記述します。 ホストの設定に合わせて、以下の内容を書き換えてください。

hosts:
  - title: "windows-001"
    identifier: "Change-to-unique-identifier-for-your-team!"
    scanMode: "winrm"
    hostname: "192.168.0.111"
    port: 5985
    credentials:
      user: "Administrator"
      password: "xxxxx"
    winUpdateType: "WU"

identifier パラメーターについて

yamory のWindowsホストスキャン機能では、ホストの一意性を特定するためにWindowsのシリアルナンバーを使用していますが、クラウド環境などでコピーしたイメージを利用する際にシリアルナンバーが同値となり、意図せずスキャン結果を上書きしてしまうことがあります。
そのような場合に identifier パラメーターを設定することでスキャン情報の上書きを回避できます。
identifier パラメーターには、チーム内でホストごとに一意の値になるように設定してください。

その他パラメーターの詳細については、以下をご覧ください。
scan | 使い方 | yamory - 脆弱性管理クラウド

4.スキャンする

yamory-cli をインストールしたローカルホストで、インストールしたディレクトリに移動し、スキャンコマンドを実行します。
以下のコマンドからトークン"XXXXXXXXXXXXXX"を 1 で発行したトークンに置き換え、設定ファイルのパス"./config.yaml"を 3 で作成した設定ファイルのパスに置き換えて、スキャンを実行してください。

./yamory scan --token="XXXXXXXXXXXXXX" --config="./config.yaml"

5.スキャン結果を確認する

サイドバーから「ホスト」>「スキャン」を開き、スキャンしたホストの情報を確認できます。

<スキャン画面のキャプチャ>

また、サイドバーから「ホスト」>「脆弱性」を選択開くと、スキャンで検出された脆弱性の一覧をみることができます。

<脆弱性画面のキャプチャ>

その他、詳細な設定内容についてはこちらを参照してください。